・コインをステーキングすれば、資金をコツコツためることができるよ~
・とくに含み損をしているコインやステーブルコインはステーキングしておくのががおすすめだよ!
ステーキング(Staking)とは?
保有中の仮想通貨を取引所などに預けることで、年間何%の利息を受けられる仕組みのことです。
株でいうところの配当のような所得を受けることができるようになります。
ステーキングすると、仮想通貨を取引所内などで自由に動かせない状態(ロック状態)になります。
ロックされた仮想通貨はブロックチェーンネットワークの運営や維持に使われます。
その見返りとして、報酬を仮想通貨で受け取るというのがステーキングの仕組みとなります。
ちなみにBinanceでは、ステーキング対象となっている仮想通貨は数十種類あります。
ステーキングの種類と特徴
取引所によっても異なりますが、Binanceを例に、主なステーキングの種類と特徴を記載しました。
フレキシブルステーキング(Flexible Staking)
取引所のステーキング専用ウォレットへ好きな期間だけ預け入れ、預入期間に応じた利息を受け取るサービス。
資産をロックする必要がなく、いつでも好きなタイミングで資産を償還できるのが特徴。
自由度が高いのが最大のメリットだが、利回りは低めというのがデメリット。
定期ステーキング(Locked Staking)
取引所のステーキング専用ウォレットへ一定期間預け、預入期間に応じた利息を受け取るサービス。
資産を一定期ロックする必要があり、期間中はその資産を出金・取引することができない。
ロック期間は7日・15日・30日・60日・90日で、フレキシブルステーキングより利回りが高いメリットがある。
DeFiステーキング
分散型金融(DeFi)と呼ばれる金融サービスに暗号資産を預け、預入期間に応じた利息を受け取るサービス。
フレキシブルとロックタイプの2種類があり、好きな方法を選択して利用することが可能。
ちなみに、DeFiはスマートコントラクト技術を活用して構築されています。
スマートコントラクトとは自動実行される契約を作ることができるプロトコルを指します。
ブロックチェーン上で作成されるスマートコントラクトは、その契約内容がプログラミングによって実行されます。
※私はなかなか理解ができないのですが(笑)
つまり、契約後の変更や不正が行われることがない仕組みということらしいです。
現在、この仕組みが注目を集めています。
ステーキング利用方法例
私は基本的に、①のフレキシブルステーキングを利用してステーキングしています。
前述の通り、定期ステーキングの方が利息は高いです。
しかし仮想通貨が高騰した時、その期間の利息を捨てて償還(途中解約)しなければならないからです。
さらにフレキシブルの場合は、償還した瞬間から取引を再開できます。
しかし定期ステーキングの場合は、自由に取引できるまで償還中の期間が数日発生します。
値動きが激しく、償還されるまでに大きな利益を逃してしまうリスクもあります。
そのため多少利息が低くても、自由度を高く資産を積み上げるのがベター。
これが、個人的な意見です。
※なお、DeFiステーキングについては、バイナンスの公式ページで以下の記載があります。
「オンチェーンコントラクトの脆弱なセキュリティによって発生した損失については一切の責任を負いません」
含み損があるコインやステーブルコインこそステーキングを利用
含み損になってしばらく値上がり期待できない時こそ、ステーキングを利用するのがおすすめです。
ただ放置しておかず、コツコツ資産を積み上げて値上がりのタイミングを待つことは、私もよくやっています。
また、ステーブルコインも同様に、暴落時の買いタイミングまでステーキングしておいています。
なお、ステーキングの利率は流動します。
ステーブルコインUSDTのフレキシブルステーキングを例にすると、2022年3月現在で年利10%でした。
2021年から断続的にステーキングしていますが、2.8%~10%に変動しています。
その流動性も考慮しながら、上手に資産を増やして頂ければと思います。